幸せの【根っこ】

それぞれの価値観で誰だって幸せになれる。はてなブログ掲載中 https://yuuuuki.hatenablog.jp/ 日々の出会い、経験、気づきを思いのまま綴っています。 ポジティブ思考な普通の会社員。趣味はグルメ、ワイン、ミスチル鑑賞です⭐︎

小さな”心遣い”は一生の思い出

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みなさんにとって幸せとは何ですか?

 

何って聞かれてもそんなのたくさんあるし、尚更”ひとつあげてみて”って言われても難しいし、そもそも今”幸せじゃないし”と思う方も少なくともいらっしゃると思います。

何気ない日々の中で、ささやかな気づきや考え方、幸せなこと、などを呟きながら。。

確かに伝わって誰かの気持ちが少しでも【ほんわか】してもらうことができたなら、

それでいいと思ってます。

一人で悩むことが多かった自分だから、たくさんの事に気づけた。

そんなブログです。空いた時間で構わないのでいつでも気軽に読んでみて下さい。

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”サングラスの奇跡” episode1

私の人生の中で非常に重要なものになりました。

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あの話少年の話。

 

ある年の6月のサッカーワールドカップ、世界中から日本に集まった。デンマーク代表選手達は和歌山で合宿の為に訪れていた。合宿する中で、その監督(モテアン・オルセン)が大事にしていることがあった。

【地域の人々を大切にすること】

試合に勝つことも大切だが、キャンプ地を提供してくれた和歌山の人たちが喜ぶことをしたいと思っていた。公開練習、参加型練習、握手会、子どもたちへのサイン会などいろんな催し物を行った。そのサイン会の時のことだった。

世界的有名なストライカー、ヨン・ダール・トマソン選手は非常に人気で握手会にも多くの子ども達が並んでいた。一人の少年の順番になったとき、トマソンの前で何も言わずに、サイン色紙を渡すこともせず、ただただ立っていた。

 

トマソン「どうしたの?」

 

ポケットから紙を取り出し、トマソンに渡す。

 

少年「僕は、小さい頃に病気にかかり、口と耳が不自由です。耳は聞こえません、話すことができません。だけど僕はサッカーが大好きです」

 

サイン会で賑やかだったその雰囲気はその一瞬、静まりかえった。

しばらくしてトマソンが通訳を通して話し始める

 

トマソン「きみは手話ができますか?」と手話で話しかける

少年「・・・」

 

手話はわからない様子

 

トマソン(通訳に対して)「僕は彼と今から筆談で話したいので、協力してくれないか?申し訳ないけど、後ろの人たちにはうまく断ってほしい」

 

奇跡の筆談が始まる・・・

 

トマソン「君はサッカーが好きですか?デンマークを応援して下さいね」

 

少年「(小さく頷く)・・・トマソンさんはどうして手話ができるんですか?」

 

なぜ自分の為にこんな時間を割いてくれているんだろうと思っていた。

 

トマソン「僕にも君と同じ試練を持つ姉がいます。彼女の為に手話を覚えたんです。試練は君にとって辛いことだと思いますが、同じようにあなたの家族もその試練を共有しています。君は一人ぼっちでは無いということを分かってますか?」

 

少年「・・・(小さく頷く)」

 

トマソン「分かっているならOK。誰にでも辛いことはあります。君にも、僕にも、そして君のお母さんにも、それを乗り越える勇気をもってください」

 

「ぐずん、ぐずん、と鼻をすする音」

側にいたお母さんの目には涙があふれて既に溢れていた

 

トマソン「僕は今大会で、1点を必ず君の為にとります。その姿をみた君がこれからの人生を頑張れるように僕は祈っています」

 

少年「はい、応援します。頑張って下さい」

 

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トマソンは今大会4点をとった。

試合を終えたデンマークの選手を和歌山の人達がさよならパーティーを開いてくれたのだ。その時にあの時の少年も来ていた。トマソンは少年をみつけ、自ら歩み寄り、頭を下げた。手元の紙とペンで話始めた。

 

トマソン「せっかく応援してくれたのに、負けてしまってごめんなさい」

 

少年「負けたけど、かっこよかったです。それに約束通りに点をとってくれてとっても嬉しかったです。」

 

二人は少し微笑んだあとに、トマソンはしっかりとして表情で話し始めた

 

トマソン「僕から君に言える言葉はこれが最後です。よく聞いて下さい」

 

少年「・・・(頷く)」

 

トマソン「君には前にも言った通り、試練が与えられている。それは神様が決めたことだから今からは変えることはできない。神様は君に試練を与えたけど君にも必ずゴールを決めれるチャンスを神様はくれるはずだ。そのチャンスが来たときにはそのボールを逃さずちゃんと決めて下さいね」

 

少年は大きく頷いていた。

さよならパーティーは終わり、二人は最高の笑顔で写真を撮っていた。

 

トマソンと少年の物語)

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誰にも試練があるし、チャンスも必ずある。

誰だって試練があった時、逃げたくなるし耐えれなくなると思います。私にだってその経験があり、また同じように支えてくれる人がいました。

 

トマソンがした行動は【ちょっとした気遣い】だったかもしれない。

この【ちょっとした気遣い】により、人の人生を強いものへと変えることができた。

 

困難に寄り添う力、共に乗り越えようとしてくれる心。

特別な力ではなく、誰にでも持ち合わせている力だと、私は思います。

 

【小さな心遣いは一生の思い出】

 

きっとあなたにも、そういう仕合わせ(幸せ)がやってきますように。

 

心を暖かくできる”勇気”を

 

 

 

 

 

 私が”幸せ”について書いた初回エピソードです。

目には見えない”幸せ””大切さ”を綴ってます。

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